フロントフォークオイルレベルゲージの作成

 有ると便利な工具。専用品はちょっとした物でもそれなりのお値段です。今回はフロントフォークの油面調整の治具を自作しました。

用意する物
 オイル挿し(300cc位の物・これより小さくてもOKです。容量よりも握りやすさで選んでください)・外径5mm〜6mmのアルミor真鍮のパイプ・パイプ外径に合う耐油ホース(50cm位)・針金(私はクリーニングの針金ハンガーを使いました)・ホースクリップ・輪ゴム2本(タイラップでも可)。

針金の曲げ加工
 画像の様に「コ」の字型に針金を曲げます。油面よりもプラス20mm程にパイプを切断します。切断面はヤスリを当てて平坦にしてください。

油面の決定
 パイプに耐油ホースを差し込み、ホースバンドで固定します。パイプを針金の短い方に輪ゴムで縛り付けます。希望の油面高にパイプ位置を調整します。
 オイル挿しの先端をホースに合わせてカットします。

完成
 オイル挿しにホースを差し込み、完成です。

 使い方は簡単。フォークにパイプを入れてオイル差しをギュッと握って離すだけ。オイル挿しがポンプになって、設定した油面までオイルを吸い上げてくれます。

 普通は注射器を使いますが、私はオイル挿しを使いました。注射器の場合、両手を使って操作する事になりますが、オイル挿しの場合は片手で操作出来ます。材料費も仮に全部新品でそろえても1,000円でお釣りがきます。私の場合、新たに購入したのはアルミパイプのみ。ホースはブレーキフリュード交換用に購入した物の余り・オイル挿しもブレーキフリュードの抜き取り用に購入していた物を使いました。