転ばぬ先の杖(レギュレートレクチファイヤー)

 NC29ではあまり聞かないのですが、(VTR1000なんかではメジャーな話)NC29に使われているレギュレートレクチファイヤーは耐久性が低く、使用条件や物自体の「当たり・外れ」で早い物では10,000kmで壊れるそうです。HONDAも当然そのことは認知しており、対策部品がリリースされています。部品番号が31600-MV4-000は対策前・31600-MV4-010は対策品です。外観上は対策前にはヒートシンク無し・対策品はヒートシンク有り。NC29の場合、マフラーステーに取り付けてあります。リアブレーキのエア抜きする時にでも確認してみてください。(シートカウルの中に手を入れて触って確認することも出来ます)対策品に換えてない人はお早めに交換をお勧めします。部品単価は5,250円(2005年6月現在)です。
対策品(31600-MV4-010)

 私も今年の車検時に交換を予定していました。リアブレーキのフリュード交換時に確認をと思いシートカウルを外してみると・・・対策品に換わってました。

追記(2005年 6月28日)
 NC29購入後約28,000kmを走りました。購入当初から対策品に換わっていたレギュレートレクチファイヤーですが、実際にどれくらいの期間使用した物か分かりません。今のところ問題は無いのですが、通勤(片道約45km)に使ったりツーリングで山の中に入っていくことが多い私の場合、トラブった時が怖いので「保険」と思い新品に交換しました。

 交換は至って簡単です。フロントシート・右シートカウルを外すとマフラーステーに固定されたレギュレートレクチファイヤーが見えます。作業時間は15分も有れば十分でしょう。使用する工具は+ドライバ2本(カウル脱着)・ヘキサゴンレンチ2本(カウル・シート脱着)・10mmレンチ2本(レギュレートレクチファイヤー脱着・1本はボックスレンチが良いでしょう)。交換後のインプレは・・・不具合が有った訳じゃないので当然変化無し。「保険」ですから。