CBR600Fsのウィンカー。張り出しが大きくて視認性は良いのですが、その大きな張り出しのためスタイリングをスポイルしてしまってます。私のCBRは転倒はしていないのですが、駐車中に歩行者が当たったのかアッパーカウルの塗装にヒビが入ってしまいました。このままでは走行中の震動でヒビが大きくなってしまうので、ウィンカーを軽量のカウル埋込型に交換する事にしました。
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ポジションランプ組込型のウィンカーには対応していません。 |
入手したのは薄型ボディでチップLEDを使用した物です。オークションで購入したのでメーカー等は不明。同じような出品物からおそらくUS-GUYというところの物と思われます。他にリア用にMOTOLEDのLEDウィンカー・同社のICリレー・ウィンカー接続用カプラ(二極050型カプラ×4・配線コムにて手配)・110型三極カプラ・アース用端子・丸ギボシ・熱収縮チューブ・両面テープ・タイラップ(リレーに付属)・シリコンシール材を用意しました。
※ノーマルのウィンカーリレーはバルブ切れ等で消費電力が落ちると点滅しなくなる、あるいはハイフラシャー状態になります。(CBR600Fsはハイフラシャーになります)LEDに交換する場合、消費電力が落ちるため、ノーマルのリレーをそのままでは対応出来ません。ICリレーを使用するか、ノーマルリレーを使用しレジスターを途中に入れて消費電力を上げるかの何れかの方法を採ります。私の場合、消費電力を抑えるためICリレーを使用する事にしました。
カウルの取り外し
CBR600Fsの場合、ウィンカーリレーはアッパーカウル内・左右ヘッドライトの間に有ります。このためアッパーカウルを外す必要があります。
ウインカーリレーの交換
ウィンカーリレーを取り外します。ノーマルリレーは三極カプラで接続されています(配線は2本)。購入したICリレーはカプラONタイプではありません。ICリレーから出ている電源と信号線に110型オス端子を取り付けカプラに装着します。水分の浸入を防ぐため、シリコンシール材を端子の差込部分に充填します。アース線は丸ギボシを付けて延長し、ボディアースします。車体側の配線は白/緑が電源・灰色がウインカー出力です。(※車種・仕様地・年式により異なる場合があります。必ず配線図で確認してください。)ICリレーを両面テープとタイラップを使い、ノーマルウィンカーの装着位置に固定します。
フロントウインカーの脱着
装着するウィンカーにカプラを取り付けます。LEDは極性があるので、車体側のハーネスを良く確認してカプラにウィンカーのハーネスを差し込みます。
ノーマルウィンカーのカプラを外します。ウィンカーは10mmのナットでカウルに固定されています。ナットを外し、ウィンカーAssyを取り外します。
用意したウィンカーを取り付けます。(ノーマルウィンカーの取付に使用されていたウィンカーセッティングプレートは使用しません)車体側のカプラと接続します。
アッパーカウルを取り付け、点灯試験を行います。
リアウィンカーの脱着
車体側ハーネスとの接続カプラはタンデムシート下に有ります。タンデムシートを取り外し左右ウィンカーのカプラを外します。フロント同様ウインカーを取り外します。
用意したMOTOLEDのウィンカーは取付ボルトの中を配線が通っています。直接配線をカプラに取り付けると、車体に固定するナットが通らなくなります。車体取り付け位置にウィンカーを仮組み後カプラを取り付けることも出来ますが、取り外す場合、配線を切断しなければなりません。ノーマルに戻す・他のウィンカーに取り替える時の事を考え、配線を途中でカットしギボシを使いカプラに繋がった配線に接続するよう加工します。
ノーマルウィンカーのセッティングプレートを当てて取り付けますが、そのままでは取付ボルトの太さが違うので取り付けできません。プレートの向きを変えて、ノーマルウィンカーの配線を通すほうに取付ボルトを通します。点灯試験を行い終了。
装着状態
スタイリングは思った通りにスマートになりました。点滅の具合も歯切れの良いLEDらしい光方です。リアのMOTOLEDのウィンカーは光量・色・視認性とも問題なく使用できます。フロントの埋込は、正面からの視認性は全くダメ。光量も低く、昼間は点滅しているのが判りづらい物でした。フロントは別の物に要交換です。