2003年5月 四国ツーリング
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 02年の夏のツーリング時の約束である四国ツーリングに行って来ました。
2泊3日の行程で四国西側を廻ってきました。

5月16日(金曜日)
 今日はツーリング出発日です。ですが、私のCBRは動きません。とあるトラブルでエンジンが掛からないのです。夜勤明けで眠たい目を擦りながら修理を試みます。リミットは18時。これまでに直らなければ今回のツーリングは不参加となります。原因は分かっていたのですがなかなか作業がはかどりません。諦め掛けていたリミットギリギリで何とか3気筒まで復旧。3気筒のままお世話になっているバイク屋さんへ。3気筒で有る旨伝えるといとも簡単に4気筒へ復活させてくださいました。恐るべしプロの技量。
 4気筒になったので出発です。待ち合わせはJR小倉駅に20:30。余裕は有りません。が、お金もありません。高速を使いたいところを我慢の走りで一般道を使います。何とか時間までに着いたのですが、連れがきていません。メールすると「今関門橋もうちょっとで着くから。」おいおいもう20時回ってるよ。大丈夫?
 21時ごろやっと3台がそろい松山行きのフェリー乗り場へ移動。がフェリーがいない?なんで?どこ行ったの?よく見るとそこは翌週から使用される新しい乗り場のようです。しばらくその場で呆然としフェリーを探します。出発の時間はまだきていません。「あれは?」ZRXのHitoshi君が指した方向にフェリーの煙突らしき物が。急いで向かいます。ギリギリで乗船。今回のツーリングは波乱が予想される出発となりました。
 船上で遅い夕食を取り明朝に備え就寝、のはずがフェリーのエンジンの重低音で寝れません。結局うとうとする程度で過ごすことに。

 

5月17日(土曜日)
 05:00松山到着。MOSで朝食を取りながら今日のルートを選定し出発です。普通は有名どころを廻って行くのでしょうが(私もそのつもりでした)、我々のツーリングはワインディングメインです。ひたすらグネグネ道を走ります。面河ダム経由で石鎚山スカイラインへ。ここで私は前年のいやな記憶が頭を過ぎりました。「また置いて行かれるかも。」バンディットから乗り換えて峠向きになったとはいえ乗っている人間は相変わらずの通勤ライダーです。覚悟を決め走り出しました。あれれ。着いていけるよ。ライダーは変わってないのに。CBRの本領発揮と行ったところでしょうか。最後尾からスタートしカタナを突っつき(Masa君ごめんね)ZRXの後ろへ。ZRX Hitoshi君はなかなかの強者です。結局前に出ることなく山頂の展望台へ着いてしまいました。
 ここから桂浜へ向かいます。道は相変わらずのグネグネ道です。しかも普通車1台分の幅です。かなりビビリながら下り桂浜へ。ここはMasa君希望の経由地です。龍馬ファンの彼はここだけは今回のツーリングで外せない所だったようです。
 桂浜で昼食を取り本日の宿泊地、足摺岬へ向かいます。ここで小倉からのフェリーで一緒だった女性4人組のライダーとすれ違い「やっぱり行くところは一緒なんだ。」と思いながら出発です。通過経路はまたまたグネグネ道です。横波スカイラインを通り足摺スカイラインへ。前には連れ2台と一般の4輪車。連れ2台が4輪を抜いて行き私も行こうとしたのですが、ここでトラブル発生!追い抜きのために右に出たとたんに、CBRがドリフトしだしました。実は私のCBRは出発前にリアタイヤがパンクしていました。補修はしていたのですがなんと補修材が抜けて一気にエアが抜けてしまったのです。どうしようもなく立ち往生です。引き返すにしても進むにしても約5kmは山道です。そこにいてもどうしようもないので覚悟を決めて進みます。足摺まで行けば何とかなると思いゆっくりと走らせ何とか到着。しかし足摺にバイク屋さんはなかった。GSは有ったけど「バイクのパンク修理は出来ない」と言われ絶望的な状況に。失意のまま本日の宿泊先の「シーサイドイン福山」さんへ向かいます。ここで状況を話しバイク屋さんがないか伺ってみましたが、やはり近くには無いとのこと。お風呂をいただき、沈んだ気持ちのまま部屋へ戻るとシーサイドイン福山のスタッフの方が電話を持って部屋までやってきました。「バイク屋さん有りましたよ。直接話してみて。」話してみると翌朝8時に修理に来てくれるとのこと。お店から約20kmの出張修理を快く引き受けてくれたバイク屋さんとシーサイドイン福山さんに大感謝です。安心したところで、疲れもあり(丸2日寝てなかったし)就寝。

5月18日(日曜日)
 朝6:30起床。連れの二人はまだまだ熟睡してます。一人海岸まで散歩へ。太平洋の荒波をしばし眺め戻ると、もうバイク屋さんが来てます。修理を終え修理代を伺うと「遠い所からきてもらってるから3,000円でいいよ」!20kmも出張で来てもらって3,000円なの!非常に悪いと思いながら、貧乏ツーリングで余裕が無い私は3,000円しか支払うことが出来ませんでした。
 朝食を取り出発します。ます四国最南端足摺岬へ。朝から沢山のバイクがいます。しかもKAWASAKI車の多いこと。どっかのツーリングクラブかなと思いつつ万次郎の銅像前で写真を撮り、岬を後にします。後で分かった事ですが、当日「KAZE」のミーティングが有ったそうです。
 今日の行程は四国カルストまで行き、その後は各自帰路に着くとなります。またまたグネグネ道を通るのですが昨日のパンクの影響でリアタイヤの剛性が全くありません。ちょっとバンクさせるとフニャっとして怖くてペースがあがりません。四万十川沿いを走り、四国カルストへ。私のペースが上がらないことと道を間違えたこともあり大幅に予定をまわって到着。ここでしばし休憩を取り最後の記念撮影です。そこへバイクの排気音が。「あのバイクはフェリーで一緒だったおねーちゃんたち?」またもや遭遇です。言葉交わすこともなくお互い四国カルストを後にします。
 途中道の駅で3人最後の休憩を取りその後松山へ向かうMasa・Hitoshi両氏と別れ私は一人四国最西端の佐田岬へ向かいます。ここでまたまた前出の4人組と遭遇。同じルートかな?1台だけなぜかペースをあげて着いてきていましたが、その1台とも別れ一人に戻ります。ひたすら国道を走り佐田岬のフェリー乗り場へ向かいます。出航3分前に到着。滑り込みで乗船し約1時間の休憩です。佐賀関へ到着したのが21時です。ここからまたひたすら国道を走ります。しかし湯布院まで来たところで限界を感じ、高速を使うことにしました。玖珠PAで休憩を取り23時出発。もうろうとする意識の中24時に無事自宅に到着する事が出来ました。

 今回の走行距離は1,006km・燃費は約23km/lでした。四国はまた行きたいところです。