9月20日。仕事中に携帯に着信。メールだろうと思ったのですが、手にとって見ると電話です。モニターには「レプソル〜」と表示されています。CBR100RR乗りのYさんからでした。「明日は休みですか?」「休みですよ〜」「走りますか?」「走りましょうか!」と即決。
Yさんは門司在住で、同業種(下関のホテル)にお勤めです。以前は私の現在の勤め先の会社に在籍されており、今年5月に走ったときに大観峰でお会いしたんですが、新旧Rossiカラー・思わぬ共通点で意気投合。「休みが合ったら走りましょうね」と話していたのですが、やっと実現しました。
7時起床。待ち合わせは八女ICに10時です。時間が有るので虫だらけのCBRを洗います。9月に入りだいぶ減ってきたのですが、私の通勤ルートは「田んぼ」の中の一本道みたいなところを走るので、夜間は大量の「虫」が当たります。この「虫」がつかなくなりと走るのもシーズンオフ。
トリップをリセットし、出発は9時15分。いつものShellで給油し、県道82号線で一路広川町へ向かいます。広川町から県道84〜100で八女ICに9時45分着。程なくレプソルカラーのCBR100RRでYさん到着。
2台の「46」番のCBRで、まずは私の定番竹原峠を目指してR442を東進します。思ったより車が多く、トコトコと車の後ろに付いて走ります。まず第一の快適ポイント・日向神ダムへ。残念ながら最初から最後まで車の後ろでまったりペースです。無理する理由もないし、今日から「秋の交通安全県民運動」週間。何処にPさんが潜んでいるか分かりません。ダムは諦めて次の快適ポイント竹原峠へ。前走者もいなくなりペースを上げます。Yさんは初めて通る所なので、無理の無いようちょっと控えめに走っているようです。先週の台風の影響はほとんど無く、概ねコンディションは良好です。ただし、路肩には湿った落ち葉が残っているので、車線中央を走ります。ここは昨年の全線開通で走る人が増えたようで、土日はバイクが結構集まるようです。竹原トンネル手前でペースを落としてトンネル通過。大分県に入ります。大観峰までそのまま走ろうかと思いましたが、喉はカラカラ。何時も通り鯛生金山で休憩。
鯛生金山からR442〜県道12号線に入ります。途中前後入れ替え・Yさんが前に出ます。オートポリスまではそのままYさんの後ろに付いて走りました。Yさんは以前一度通った事が有るらしいのですが、やはりコーナーでは無理せず控えめに走っています。ペースを合わせて走っていたのですが、流石1000RR、気を抜くとコーナー立ち上がりで置いて行かれます。400ccの差は歴然です。オートポリスでポジションチェンジ。再度私が前に出て走りました。ミルクロードに入り大観峰へ。
平日ですが気候が良い季節。大観峰の駐車場はそこそこの台数のバイク・車が停まっていました。ここで偶然Yさんのお知り合いに会い、途中から熊本ナンバーのCBR100RRさんも話しに加わり暫く歓談。「瀬の本でお昼にしましょうか」と出発。ここからはYさんの先導。ミルクロードからやまなみハイウェイに入り一路瀬の本高原へ。食事どころのサンプルを見ても食欲を擽る物が有りません。食事は後回しにしてリスタート。ファームロードを目指します。
R442からファームロードへ。ファームロードも竹原峠同様、コンディションはまずまず。軽く流してR387に入ります。
R387を玖珠方向へ。初めて走りましたが、300番台国道にありがちな「酷道」では無く、良好な道です。交通量も少なく、穏やかなRを直線で繋いだ快走路でした。途中、給油のためピットストップ。私はまだまだ走れる残量でしたが、先の行程を考えて給油。
玖珠ICを通過し、県道28号線で深耶馬渓へ向かいました。道幅はそれ程広くは無いのですがコーナーはタイトでは無く、車の後ろに付いて流します。耶馬渓に入ると道は緑のトンネルの中を抜けるよう。秋が深まると紅葉が素晴らしいことは容易に想像出来ます。一見八景着で遅めのランチタイムを。「一見八景」と言うだけあって、ここも絶景です。これから先は紅葉の赤、春には若葉の緑が楽しめるポイントですね。
県道28号線で耶馬渓ダムへ。次のポイントは「青の洞門」。最後にここへ来たのは何時でしょう?学生の頃かな?約20年ぶり。駐車場にバイクを停めると、高い空から轟音が聞こえてきます。見上げると明らかに旅客機とは異なるフォルムのジェット機が飛んでいます。「築城基地が近いんですよ。」とYさん。築城基地だとF-2かな?見たいな、と思っていると「行きます?良いポイントが有りますよ」「行く!」速攻決定。時間も16時をまわっていることもあり、早々にスタート。
青の洞門
R212を一路中津市方向へ。R10に乗換北上。椎田道路を一部通り築城基地に16:50着。その間も上空にはF-2・T-4が飛んでいます。気になるのは「上」ばかり。Yさんお勧めのポイントは滑走路の延長線上の道路で、着陸する機体が真上を通過します。迫力満点です。滑走路サイドへ移動し暫く着陸する機体を見てリスタート。県道58号線からR201へ。平尾台を通過する予定を変更し香春町からR322へ乗り換え北上、小倉南ICへ。
小倉南ICから県道61号線を西進。台風の影響で路面状況は良いとは言えませんが、タイトなコーナーをテンポよく流していきます。畑貯水池を抜けるとR200に接続。八幡ICを目指します。
八幡ICで最後の休憩。Yさんとはここでお別れ。「また走りましょう!」と約束しYさんは門司へ、私は久留米へ向けて走り出します。
日が落ちて、メッシュジャケットで100km/hのクルージングは寒く、久留米ICまで乗るつもりだったところを鳥栖ICで降りて一般道を走り20:00自宅着。満腹356kmのお散歩でした。