目が覚めたのは3:50。計画的早起き。前夜の晩酌もいつもの1/3の量に控えてました。
まずは天気予報をチェック。昨日寝る前に確認した時は「晴れ」だったんですが・・・変わりなく「晴れ」。最高気温29度・最低気温は19度。ササっと身支度を整えて4:20出発。
まずは、近所迷惑を考えて表通りまでCBRを押します。50m程平坦な路地を押して最後は「登り勾配10%」程の坂道を約10m。走り出す前に体力消耗。通りまで出たところでエンジン始動。トリップBをリセットして暖気もそこそこにスタートしました。
蛾の猛攻を避けるため、土手ロードを通らずR210で日田を目指します。久々の夜間走行ですがHIDのお陰で不安無く走れます。うきは市内で夜間工事に捕まってタイムロス。喉の乾きを感じだした所で久々に「道の駅
うきは」にピットインしました。大観峰着予定を6:30に設定していたので、あまりゆっくりせずに10分程でスタート。肌寒さを感じだしたところで目に入ってきた路肩の温度表示は22度。この先標高も上がり、夜明けの一番気温が下がる時間にTシャツにメッシュジャケットじゃ走れません。急遽「日田一品街」に入り、ウィンドストッパーを着込みました。
今日のルートは珍しく往路にファームロードをチョイス。いつもとは異なる真っ暗なファームロードを1灯のHIDを頼りにヒルクライム開始です。走り出してすぐに朝靄の中に突入。酷いところでは視界5m程。これではHIDの効果は有りません。日の出が近くなり段々と明るくなってはいるものの視界は開けず、普段往路で走ることが無いのでコーナーの予測もつきません。路肩の白線とガードレールを頼りにスローペースで朝靄が晴れるまで我慢。シールドは雨の中を走っているかのように水滴が付いています。先日setosanと「バイクでファームロードをナイトランって怖そうだよね」って話していたんですが、このコンディションじゃ車で走るのも躊躇いますね。
アップダウンの度に朝靄に出たり入ったりでローペース。5:45亀石峠着。
亀石峠
終始、靄に包まれたファームロードを走りきりR442へ。まだまだ朝靄は続きます。走るのにはマイナス要素の朝靄ですが、今日の目的を考えるとプラス要素。期待を胸にミルクロードにコースイン。雲の合間から覗く朝焼けを背に快調に走って6:20、朝靄につつまれた大観峰着。
9月初旬とは思えない気温の低さ。天気予報では阿蘇乙姫の最低気温19度。標高の有る大観峰はこれより低かった事、間違いなし。まだ開ききれないススキの穂が「もう秋だよ」って言ってるみたい。
さて、早起きしてまで走った理由は、雲海を見るためです。事前にリサーチした結果、今日のコンディションは雲海出現の確率が「高い」と踏んでいたんですが・・・結果はうっすらと雲の層が出来た程度で、阿蘇の盆地が見える不完全なものでした。
大観峰より
靄が掛かっている大観峰で45分ほど「経過観察」して移動。何処か良いロケーションが無いかと、ミルクロードをウロウロ。かぶと岩展望所まで行って大休止。「下界」ではまだ見ることがない自動販売機のHOTコーヒーで喉を潤しました。時折走り去るバイクは、ツーリングって言うより「朝練」みたい。ツナギを着込んで気持良いEXノートを響かせ走って行きます。
かぶと岩展望所
逆光でよく見えないかぶと岩展望所を諦め、状況が好転していることを期待して大観峰へ戻りました。
朝靄は晴れて見通しは良くなりましたが、やはり雲海は出現せず。ちょっとがっかりですが、もう一度「走る理由が出来た」と前向きに考え、大観峰を後に。
「早起き」のお陰でお腹はペコペコ。しかし、ミルクロード周辺で朝早くからやってる食事処なんて有りません。当然コンビニも無いし。「今から下れば涼しい内の帰れるかな?日田まで下ればコンビニも有るし」と思いましたが、やっぱりTONCHANのコーヒー飲まずに帰りたく無いし・・・ って事で、コーヒーを朝ご飯代わりにする事決定。今の職場に異動する前は、24時間コーヒーとタバコで保つ人だったんで大丈夫だろう、と軽く考えてリスタート。
いつもの通り、やまなみハイウェイからひごだいロード〜南小国波野線と繋いで産山へ。いつもは左折し山水亭に向かうT字路を右折。ここから先は一人走るのは初めて。これで多分4回目ですが、これまでは全てYANOさんの先導で付いていっただけ。ちょっと不安は有りましたが、道に迷っても時間はたっぷり有るし、とお気楽に。点在する集落ではペースを落として「静か」に。「気持いい」ところは「それなり」に。走り慣れない道を、コーナー一つづつ確かめるように慎重に走りました。
久住高原GCの看板から左折。ここからいつものルートを逆走。毎回走っているルートですが、道も景色も違った表情を見せてくれます。
久住高原
R442に入ったらTONCHANかふぇはもうすぐ。「開店は10時だったっけ?」と思いながら久住山荘着。時間は9:05位だったかな?
当然まだ「出店」前。駐車場にCBRを停めてトイレへ。戻ると、あれ、TONCHAN号が到着してます。開店準備の間、近くをウロウロ。「お湯沸きましたよ」の声で早速オーダーしたのは、毎度のコロンビアをホットで。やっぱり朝の清々しい空気の中で飲むコーヒーは格別。
久住山荘
さて、復路は何処を走るか。何時もと逆パターンでオートポリスから鯛生金山に抜けるか?時間はたっぷり有るので一旦阿蘇盆地に下ってグリーンロード南阿蘇って手も。それともこのところPさんを警戒して大人しく走っているファームロードを「快走」するか?悩んだ末、結局いつもの通りファームロードへ。基本的にツーリングで往路・復路を同じところを走るのは避けているのですが、偶には「いいか」と。
R442からファームロードへつなぎます。最初はゆっくりと。徐々にペースを上げて、普段よりも速いペースで誰も走っていないファームロードを貸し切り走行。ミッションの「入り」が悪いのがちょっとマイナス要素になりましたが、丁寧にシフトチェンジすれば問題なし。県境コーナーを抜けたらペースダウン。上体を起こして気持ちよい風を受けます。
亀石峠で休もうか?とも思いましたが、そのまま通過。ここから先はPさんの出没が多数確認されているところなので控えめに。すれ違ったBMWがちょっと気にはなるものの、そのまま走って11:10日田一品街着。
携帯を見ると着信メール有り。開いてみるとYANOさんから。やっぱりすれ違ったBMWはYANOさんでした。もう一度「山登り」してYANOさんを捕まえようかと思いましたが、この時すでに走行距離は約250km。燃料残量計は「あと4Lでガス欠だよ」と言ってます。ガスチャージして走るには時間が遅いし、戻ると総走行距離も500km近くになることは確実。今回はそのまま帰ることにしました。
R210から土手ロードへ。残暑厳しい筑後平野を走って自宅着は12:30。今回の走行距離は298km。残念ながら雲海は見ることが出来ませんでしたが、秋を感じる「半日」でした。