秋の迷走 〜2008年10月

 何時もの通り早い朝。まだ夜明け前の表を伺えば濃い霧。出動意欲を低下させるには十分な状況。
 朝食を済ませ、暫くWeb徘徊。天気予報はこの三連休はマズマズ。今日を逃しても明日が有る、と日延べを決めようとしたころに霧が晴れだし。遅くなったが、11時に出発。
 豆津橋を渡り久留米市内を抜け、県道22へ。給油を済ませ「久留米分岐」交差点でR34に乗換えたら後は西進するのみ。もう20年来通っている帰省ルート。連休初日のせいか車の流れは悪い。武雄でR35へ乗換え。三河内手前から陶器市の渋滞の始まり。急ぐ事もないので渋滞の車列に大人しく続いて三河内を抜け、早岐からR202へ。
 R205でハウステンボスまで抜けたら、海の上の快適ルート「西海パールライン」へ。風も無く、穏やかな大村湾を見ながら走り、新西海橋を通過したら終点の小迎ICはすぐ。小迎ICからR206へ。
  新西海橋
何時もはここから県道205〜204の快走ルートを走るところだが、今日はイマイチ走る気分になれないのでそのままR206を南下。大村湾を左手に走り、実家には14:30着。丁度両親も外出先から戻ってきたところ。何処にも寄り道せずに3時間半はちょっとローペースかな?
 一息入れて買い物の運転手に。晩御飯の買出しを済ませて戻ると、Sennaのお出迎え。

 程なく、Shio&Saraも合流。

 ユックリした時間を過ごし、床に就いたのはしたのは23時ごろだったか。

 明け方の寒さに布団から抜け出せず、起きたのは何時もよりも遅めの7時。朝食を済ませ、今日の行先を考える。パターンは3つ。6月と同じルートの鹿島廻り・ちょっと気合を入れて島原経由の阿蘇・もう20年近く行ってない平戸。悩んだ末に選んだのは平戸。
 朝食を済ませて出発は9時。昨日走っていない「県民」を目指して県道204を登る。登りだしてすぐに余りの寒さにウィンドストッパーを着込むことに。「県民」駐車場に入ると地元ライダーが数人。知人は居ないようだったので、奥の駐車場まで行き、タバコ一服でリスタート。昨日同様ペースアップする気になれず、5・6thのクルージングモードで県道204から県道205・R202へ繋ぎ、「旧」西海橋を渡って佐世保方向へ。佐世保から北側は全くの不案内なため、R35からR204の安牌ルートで平戸を目指す。佐世保市役所を10:30に通過して「道の駅昆虫の里たびら」に入ったのは11時を回った頃だったか。ウィンドストッパーを脱ぎ、缶コーヒーで喉を潤す。先着のBikeは黄色のVTR1000Fのみ。九州圏外のナンバーでタンデムシートはロングツーリングを思わせる荷物。まとまった休みが取れるなら、私もロングツーリングをやりたいな。VTR1000Fのライダーとは話す事無く見送り。長めの休憩を取り、11:20頃リスタート。

 田平公園を通り越し、標識通りに進んで左折したら平戸大橋。橋の両側に広がる海を見ながらゆっくりと渡って11:30頃、平戸島へ上陸。
 平戸公園

 橋を渡ったところで一服。ここまで来たからには端っこまで行かなければ、と思い「橋で結ばれた日本最西端のみなとまち」を目指して左手に海を見ながらR383で一路西へ。
  千里ヶ浜
 ご機嫌な走りでR383から紐差で県道60に入る。前津古まで海沿いに走り一旦海を離れて西進。再度R383に入り志々伎からは県道19。海と畑の間を縫って走って西の端に着いたのは12:30を回った頃。
 宮ノ浦
 「日本最西端のみなとまち」は何の変哲も無い港。係留されている船は漁船よりも瀬渡しの釣船が目立つ。海の色も思ってたような蒼ではなくガッカリ。
 宮ノ浦
 それでも「最西端なんだ〜」と暫く海を見て佇み、タバコ1本でリスタート。
 一筆書きが基本の私のツーリングですが、他にルートが無い場合は当然来た道を逆走することに。県道19を走りR383へ。川内峠を走るつもりが、分岐点が分からずそのまま平戸公園まで。平戸公園で缶コーヒーで一息入れて、平戸大橋を渡る。渡り切ったらR204に接続。左に行けば北周りで松浦。右に行くと午前中走った道。普通ならココは左折するところだが、午前中に見た「北松やまびこロード」の看板が気になるところ。退屈なコトが分かり切った国道よりも、ヤッパリワインディングっぽい名前に惹かれる訳で。
 R204を南下し、標識通りに左折。北松やまびこロードへ。事前のリサーチはしていなかったが、ファームロード同様整備された広域農道で快適なルート。ファームロードよりも緩いRのコーナーは三瀬界隈のルートに似てペースは上がり気味。こまめなシフトチェンジは無用。5th・6thでハイペースクルージング。約7kmの北部区間を走りきり江迎で世知原と松浦方面への分岐へ。
 さて、どちらに進むか?元長崎県民ではあるが、北部の方は不案内のため、地名を見てもピンとこない。ココでは安全策を取り、松浦方向へ抜けることに。ココで世知原方向へ行けば南部区間の約8.5kmが待っていたのは帰ってから分かった事。県道61を北上し御厨で県道256に乗り換えたら、左手に海を見ながら走り松浦へ。流れの悪い中をトコトコ走って伊万里まで。
 伊万里からR498に乗換え、標識に相知を見つけたら県道38へ。ココまで来れば後は何とか分かりそうな感じ。見覚えのある景色に辿り着いたら厳木・八幡岳方向へスイッチ。稲刈りの終わった棚田を見ようかと思ったが、八幡岳の麓を掠めて県道32で厳木方向へ。厳木バイパスから道の駅厳木に着いたのは15:20頃だったか。
 予定では自宅着は16時。当然「予定」通りには進んでないわけで。自宅と実家に着予定が大幅にずれる事をメールしてリスタート。ココから三瀬までは6月と同じルート。厳木から天山のワインディングをヒラヒラと切り替えして走りR323へ。七山方向に走って北天グリーンロードへ。スカッと開けた登りのワインディングにタコメーターの針は気持ちよく上昇。13時方向を指す針に気分も合わせて上昇。北天グリーンロードからsetosanの「庭」を抜けたら北山ダム。「まっちゃん」でR263に合流。左に行って「屋根花壇」で一服するか、右に曲がって自宅を目指すか?ちょっと考え、今回はそのまま自宅を目指す事に。
 何時も通りR263から県道46に入って、不得意なRのキツイ降りの狭路にカラダは疲れを訴え掛ける。ココまでの高揚した気分を鎮める様にユックリと下って、上峰町へ。
 県道46

 何時ものShellのGSで給油し、自宅着は17:30。2日間で450Kmの走行距離は前回の長崎ツーリングに+20km。
 久々の平戸に自分の原点に近いものを感じたノスタルジックツーリングでした。