卒業検定

4月14日
 卒業検定です。天候は曇り・東からの風が強く吹いています。10:30受付でしたが、コースを完璧に憶えるために10時前には学校に到着。場内では一般の教習前の時間を利用した、小学生の交通安全講習が行われていました。まずはコース図を確認。二つともコース図で確認したら、実際のコースを見て、頭に叩き込みます。コースを間違えることは減点項目では有りませんが、間違えた場合、コース復帰の間の走行も検定中ですのでミスは当然減点対象になります。長く走るとその分「ボロ」が出る可能性も高くなるので、出来るだけミスコースしないようにコースを完璧に憶えます。
 10:30。追加料金(夜間教習2時間 ¥1200)を支払い受付を済ませます。今日のコースは1コースです。受験番号は1番。同時受験者は普通二輪が3名でした。検定開始は11時なので、その間にコースを見ながらイメージトレーニング。コーヒーを飲みながら高まる緊張を何とか抑えようとしますが、上がり性の私はこの時点で心臓「バクバク」舞い上がっています。ちょっと早めに二輪控室へ。検定に使用する車両はまだ判りません。教習自体が11時開始なので、当然エンジンは2台とも冷え切っています。
 10:50、検定官登場。検定に使用する車両をアイドリングさせます。検定車は2号車でした。昨日、1号車に乗車したときに冷えたエンジンでスラロームを走行中にストールさせた事もあり、「エンジン冷えたままだったらどうしよう?」と思っていたのですが、車両が2号車・開始10分前にアイドリングしだした事でちょっと安心。ちなみに1号車と2号車は走行距離は1000kmも違いません。しかし、実際のコンディションの差は歴然で、2号車に比べると1号車は低速トルク無し・フロントブレーキの効きにムラがあり、乗りにくい車両です。
 11:00。「検定受検者は、車両を出発地点まで押して下さい。」え〜押すの?100m有るよ。仕方なく押します。その間もエンジンはアイドリングさせたままです。出発地点まで押していき、グローブ越しにエンジンを触ってみます。十分暖まっていることを確認してエンジンOFF。検定控室で簡単に説明を聞き、検定開始。検定官は2名です。2班に分かれて検定を受けます。
 「K.Iさん乗車してください」さあ、本番です。コース前半は法規走行メイン。最大の難関の2連続交差点を安全策でやや大回りでクリア。ここをクリアしたことで、気分的にはかなり楽になります。順調に走り、課題走行エリアへ。
 まずスラローム。エンジンストールすることなくクリア。急制動。メーター読みで45km/hを越したところでアクセルOFFし、軽くエンジンブレーキをかけた状態で進入。停止線前で停車しクリア。一本橋。風に煽られることを考えて、「脱輪するぐらいなら、早く渡ってしまえ!」といつもより粘らず通過。波状路。ここも、脱輪を考えていつもより早めに通過。波状路が終わると終点まで100mも有りません。ここまで来て自分の中ではほぼ完璧。場内真ん中の交差点で信号停車。信号が青で有れば、交差点進入前には右ウインカーを点けて進路変更に備えるのですが、信号は「赤」。停止線に合わせて停車し、信号を見ると「青」に変わってます。慌てて左右確認を行い発進。すぐにウインカーを点けて、後方確認・進路変更・右折。右折後すぐに左ウインカーを点けて、後方確認・停車。本来は停車後ウインカーはエンジン停止まで点けたままですが、停車後すぐにウインカーを消灯させてしまいました。降車し終了。
 喉はカラカラ。全員の検定が終了し「車両を車庫まで押して行ってください。」また押すの?大型二輪は私だけなので、行きも帰りも私が押すことに。「受験者はロビーで待機していてください。」と言われ、ロビーへ。
 しばらくして検定官登場。「K.Iさん、Aさんこっちに来て。」と手招きされ、合格組と不合格組を分けるのかな?と一瞬頭を過ぎります。「結果ですが・・・お二人とも・・・合格です。」オー!合格組です。普通二輪のAさんは検定官から留意点を言われます。次に私。「K.Iさん。ほぼ問題無いですね。一本橋は12秒でした。よく粘りましたね。」え?普段より早めに通過したつもりだったんですけど。他にコメントを貰え無かったのでこちらから、「悪かった点を教えてください。」と尋ねると、「最後の信号スタートからの進路変更をもうちょっと早く行った方が良いですね。他は有りません。」あ、やっぱりあそこで引っかかったんですね。「別班」の2名も合格(合格組と不合格組を分けたのでは無く、担当検定官で分けた様です)。最後に4人で寂しい「卒業式」やって解散。

 長いような短いような3週間と2日。後は試験場で交付するのみです。