阿蘇へ〜2005年11月

 だんだんと秋も深まり紅葉の声も聞きだした11月、毎度の阿蘇ツーリングに行ってきました。今回はBBSに書き込みしてくださった、たーぼーさんの阿蘇ツーリング2日目。会えると良いな、と思い最近は疎遠の大観峰を目的地にしました。

 6時。起きたくないのに目が覚める。久々に激しい腹痛。「こりゃ今日は無理かな?」とも思いましたが、9時には治まり何とかなりそうです。「めざましテレビ」@フジテレビの占いで水瓶座が最悪だったことがちょっと気になりましたが、元々占いを信じていない私はそのまま出発。
 いつものセルフのShellで給油。135円/Lと相変わらずの高値。いつまで続くんですかね?レギュラーでも124円/Lと一頃のハイオク以上の値段。スタンドを9:20に出て、毎度の県道82号線からR442へ。竹原峠のトンネル工事の車両か?10Tダンプの後ろに付いてタラタラ走ります。日向神ダム湖畔を通過中フロントから「キュッキュ・カサカサ・ガガガ」と異音がしました。この先のルートと距離を考え、引き返そうかと思いましたが、音は一瞬で治まるのでそのまま走ることにしました。ダンプをやり過ごし、竹原峠を目指します。何度か音がするので鯛生金山でフロント周りを確認。ジャッキも何もないのでフロントを上げて確認する事は出来ませんでしたが、フロントホイールを真横から押すとちょっとガタが有るような気がします。お世話になっているバイク屋さんへ電話すると、「音はオイルシールやろう。無茶せんなら大丈夫やろう。」って。ちょっと不安では有りましたが、走れないことも無さそうなので続行する事に。小国からR212で大観峰に抜けるルートも考えましたが、気づいた時にはオートポリス方向へウィンカーを上げてました。不安要素が有るのでペースは控えめ。ルート上の木々の紅葉を見ながらのんびり(でも神経は使ってたりします)と。法定速度内でコーナーも十分減速し車体を出来るだけ倒さないようにリーンインで走ります。オートポリスを抜け、菊池阿蘇道路へ。
R442  県道12

 菊池阿蘇道路で大観峰へ11:30着。平日と言うこともあり四輪・二輪とも少なく、駐輪スペースにCBRを停めコーヒーを買いに売店へ向かいました。と、前からにこにこしながら、黒の革ジャンを着た男性が歩いてきます。背後にはブルーのZRX400が見えています。たーぼーさんです。会えるかな?会えるといいな、と思っていたのですがお会いする事が出来ました。予めBBSで大観峰に11:30位の着と書き込みはしていたのですが、たーぼーさんはご覧になっていなかったそうです。偶然に感謝ですね。しばらくお話しし大観峰を出発。やまなみハイウェイで水分峠に抜けるとの事でしたので、途中までお付き合いさせて頂きました。牧ノ戸峠のパーキングでたーぼーさんは北へ・私は南へと別れ、やまなみハイウェイを下ります。瀬の本からR442に入り久住の「どこでもかふぇ TONCHAN」へ。毎度のコロンビアでコーヒーブレイク。ちょっと風が冷たかったのですが、コーヒーで暖まり気分良く出発。
牧ノ戸峠  やまなみハイウェイ


 大分寒くなってきたので、今日は温泉に入ってゆっくりしようかな?なんて考えながらR442を瀬の本方向へ戻ること5分程。緩いコーナーを抜け、アクセルをちょっと開けた瞬間、右手にいつもとは違う感触が・・・「やばい」と思い、そのまま路肩に停めアクセルを捻ると・・・エンジンは回転を上げることなく、タコメーターは1,500回転弱を指したまま。何とアクセルワイヤーが切れた様です。一瞬頭の中は真っ白。車載工具を積んでいない私にこの場で対処出来ることは何も有りません。(車載工具が有っても対処出来ることでは無いのですが)ヒッチハイクでもして阿蘇の町に降りてバイク屋を探すか?考えること数秒。おもむろに左手を伸ばした先はアイドリング回転の調整ツマミ。右にグイッと回して回転を上げます。試してみると8000rpm位は回せそうです。左に回して4,000rpmに合わせてクラッチミート。何とか走れそうです。走り出してツマミを右に回し回転を上げていきます。当然、シフトチェンジする時も回転は上がったままなので、そのままではクラッチミート時にクラッチとチェーンに負担がかかります。クラッチを切る瞬間にキルスイッチをoff・シフトチェンジしクラッチミートと同時にキルスイッチをon。コツを掴んでからは、普通に走るのと代わらない程スムーズに走れます。暫くは下り坂か緩い登り坂なので問題無さそう。何とかファームロード入り口までたどり着き休憩。Nabeさんに「壊れたー!」とメールを入れ、バイク屋さんに「日田までピックアップに来てもらえますか?」と電話。ピックアップの段取りを考えているとNabeさんよりメール。電話し、「アクセルワイヤー切れたー!日田までは頑張る。日田からは状況見てどうするか決める。」と伝え、ファームロードにコースイン。初っぱなの上り坂をクリア出来れば行けるだろうと思い、覚悟を決めて走り出しました。

 登り坂を何とかクリア。これで自信を持ち、下り坂とコーナーで出来るだけスピードを落とさず走ることにのみ専念。それでも普段の倍以上の時間を掛けて日田一品街到着。ここからが難関です。R210を西進するのですが、まともな加速が出来ないので信号停車では手前の路肩に停車しエンジンオフ。有る程度車をやり過ごした後にスタート。右折箇所が一カ所だけだったのがせめてもの救いでした。土手ロードに入り、「左手アクセル」もそろそろ限界かな?と思っていたところで前方に赤いスクーターが。心配したNabeさんが工具持参で駆けつけてくれました。早速、路肩にCBRを入れて作業開始。NC29をバラシなれた2人に掛かると、アッと言う間にキャブが見えてきます。切れていたのは引き側のワイヤーです。ワイヤーを取り外しNabeさんは持参のワイヤーを通せないか試し、私は戻し側のワイヤーを引き側に転用出来ないか試します。長さ・形状が微妙に違ったのですが戻し側のワイヤーを転用し、アクセル復旧です。福岡から駆けつけてくれたNabeさんと2本ワイヤーのCBRに感謝しスタート。
スカイファームロード  作業終了後@朝倉郡杷木町

 途中、片の瀬温泉に有る「Windy pal 木屋」でコーヒーブレイクし、R3で帰るNabeさんを先導し18:50帰宅。久々に神経使ったツーリングでした。占いって当たるんですね。さて、明日の運勢は・・・